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Jun
2022
Audi Q3 (1) エクステリア・インテリア編
2022.6.10
AudiのSUVモデル「Audi Q3」は2020年に新たにTDIディーゼルエンジンやSportbackモデルも含めたフルモデルチェンジを行った。
Audi SUVモデル、Qシリーズの中でも主力であるプレミアムコンパクトモデル「Audi Q3」を今回ご紹介しよう。
●ラインナップ
まず、従来モデルからエンジン・ボディタイプが増え、大まかに4モデルを選べるようになった。エンジンタイプでは、1.5リットルTFSIガソリンエンジンと48Vマイルドハイブリッドアシスト機能が組み合わさった「35TFSI」と、2.0リットルTDIディーゼルエンジンの「35 TDI」の2つ。ボディタイプは従来と同じ形状の「Q3」と、リアがクーペのように流線形となった「Q3 Sportback」の2つ。また、グレードは「Advanced」と「S line」の2つ。今回は「Audi Q3 35 TFSI S line」をお伝えする。
●エクステリア
最新のアウディのデザイン言語に基づき、フロントに配置された八角形の大きなシングルフレームが目に付くだろう。そして左右に配置されたポリゴンデザインのエアダクトとLEDヘッドライトとのバランスも良い。ホイールアーチにキャラクターラインがあることで、SUVらしさが表現されている。
LEDヘッドライトはデイタイムランニングライトが点灯することで、Audiらしいデザインがより分かりやすい。なお、先代の一部モデルにあったフォグランプは廃止されたが、悪天候でも見やすいオールウェザーライトが搭載されている。
リアは、先代と比較してもテールランプのサイズが大きくなり、後方から見てもAudi Q3の存在がわかるようになった。一回りサイズが大きいAudi Q5と同じデザインのリアバンパーを思わせるデザインを採用しており、Audiの統一されたQシリーズをイメージさせるだろう。Sportbackモデルではクーペスタイルの流線形となるため、よりシャープなイメージとなる。
サイドは先代のホイールベースがプラス75mmになったほか、全長サイズも最大でプラス135mmになり、ゆとりを持ったサイズであることが分かる。(グレードにより異なります)
また後部ドアからリアにかけての膨らみをもったキャラクターラインが印象的だ。よりSUVらしいフェンダーモールを強調したデザインになっている。ぜひ実車で確認してほしい。
なお、Audi SUVモデルの特徴として、ドアを開けた際足元が汚れないようにドア形状がサイドステップまで隠れるようにしている。Audiならではの特徴だ。
●タイヤホイール
35 TSFI S lineの場合は標準装備として、タイヤは235/50R19でホイールが20スポークVデザイングラファイトグレー(7J x 19inch)となる。
●インテリア
センターパネルは他モデルのようにシンプルにまとまっており、10.1インチMMIナビディスプレイとメーターには10.25インチの高画質液晶ディスプレイが装備。エアコン操作パネルもスイッチとダイヤルが配置しており、運転しながらも目線を動かくことなく直感的に操作できるレイアウトとなっている。
またSUVモデルらしく目線が高い位置であるため、周囲の視界が広く感じる。特に運転席、助手席のウィンドガラスが大きいためかAピラーの死角が少ない感覚を得た。
S lineのため、シートもスポーツシートとなり、スプリントクロス/アーティフィシャルレザーが装備。身体のホールド感もあってドライブしやすいシート。パワーシート機能が装備される。
リアは前方へスライドすることができるため、小さなお子様でも安心してリアシートに座すことができる。また、中央にはアームレストが収納されており、ドリンクホルダーも装備されている。
ラゲッジスペースは通常は530ℓ(VDA値)であるが、リアシートを格納することで、1,525ℓ(VDA値) 、Q3 Sportbackは1,400ℓまで拡大することができる。リアシートも2分割できるので、積載する荷物の大きさによって使い分けが可能。
シートの格納や元に戻す際はドア付近にあるストラップを引っ張ることで可能となる。シートを倒したときはストラップを中に入れないよう注意して、展示車や試乗車でぜひ試してほしい。
またラゲッジルームの底板も2段階で深さを変えることができる。一番下にセットすれば積載量を増やせるほか背丈のある荷物も搭載することができる便利機能がある。
なお、オプションとしてSONOSサウンドシステムが選択可能。センタースピーカーやサブウーファーを含む15個のスピーカーにより3Dサラウンド・サラウンドを有無出すことができる。
●パワートレイン
ガソリンモデルは、1.5 リットルTSFIエンジンと、48Vマイルドハイブリッド機能が搭載。ディーゼルモデルは、2.0 リットルTDIエンジンが搭載している。
数値は最高出力が両者110kWで、最大トルクがガソリンモデルでは250Nmで、ディーゼルモデルでは340Nm発生する。
今回試乗した1.5ガソリンエンジンモデルでは、発進時のマイルドハイブリッド機能アシストによってSUVモデルなのに軽やかな走り出しを体感できた。さらに走行中2気筒休止させるシリンダーオンデマンド効率システム(cod)を採用している。
なお、Audi quattro®システム(4WD)は2.0TDIエンジンモデルのみ搭載となる。1.5リットルTSFIエンジンは前輪駆動(FF)だ。走行性能などは次の走行編ブログにて詳しくお伝えしよう。
●安全装備
コンビエンス&アシスタントパッケージを選択することで、車線のはみだしや車間距離やブレーキ&アクセルを自動でコントロールするアダプティブクルーズ。後ろから来る車両を検知し警告するサイドアシスト。さらにドライバーに異常があり運転していないと車両が判断した場合は自動停止させるエマージェンシーアシスタント。また、駐車スペースから後退する際に接近する車両があれば警告を出すリアトラフィックアシストが装備される。
次回は、Audi Q3 35TFSI S lineを試乗した様子をご紹介する。
●車両スペック
Audi Q3 35 TFSI S line
エンジン:直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ 1,497cc
タイヤサイズ:235/50R19
ボディカラー:ミトスブラックメタリック
オプション装備
-
- ・TVチューナー
- ・コンビエンス&アシスタンスパッケージ
- ・プラスパッケージ
- ・テクノロジーパッケージ
- ・アシスタンスパッケージ
- ・パノラマサンルーフ
- ・プライバシーガラス
Text&Photos by HY /Audi Japan/Audi AG.
掲載している装備はグレードによって異なります。詳しくはアウディ正規ディーラーにてご確認ください。