23
Aug
2023
Audi A4 エクステリア・インテリア編
2023.8.23
欧州のベストセラーとしてプレミアムミッドクラスを代表する「Audi A4」をご紹介しよう。
Audi A4は1972年に初代(当時モデル名はAudi 80)以降、プレミアムミットクラスのカテゴリーにおいて世界中で評価がされているAudiの代表格ともいえるモデル。
現在は2016年にデビューしたモデルで、2020年に仕様変更。今日に至る。
●ラインナップ
Audi A4は、base/advanced/S lineの3つのグレードが用意されており、エンジンも2.0ℓTFSIガソリンモデルと2.0ℓTDIクリーンディーゼルモデル。さらに駆動方式もFWDモデルとquattroモデル(4WD)がラインナップされている。
今回試乗したモデルは40 TDI quattro S lineをベースにした限定モデル「Audi A4 Black Style PLUS」でボディカラーは「クワンタムグレー」だ。
●エクステリア
Audiの代名詞でもあるシングルフレームグリルが鎮座し、左右にはS lineの特徴でもあるエアインテークが配置され、全体的に幅広い印象を与えるデザイン。
またエアインレットがAudi quattro sportモデルをイメージさせるデザインにもなっている。現車をご覧になった際はぜひ確認してほしい。(デザインはグレードによって異なります)
さらに左右にマトリクスLEDヘッドライトが装備されている。(グレードにより異なります)2020年の仕様変更によりデザインが一新され、ひし形をイメージした灯体はAudi Sportでも採用されている「ランバス」と呼ばれるものが採用されている。
またシングルフレームグリルへと伸びるボンネットのプレスラインとヘッドライトからサイドに繋がるプレスラインもAudiの誇るデザイン力の一つ。フロントマスクをより強調させるものだ。
サイドを見るとブリスターフェンダーによってより迫力あるデザインになっているほか、今回試乗した限定モデルには特別仕様のレッドに塗装されたカラードブレーキキャリパーがアイコンとなって、よりスポーツモデルを思わせるものとなっている。(通常モデルはシルバーカラーとなります)
リアは水平基調のリヤデザインに施されており、立体的なリアディフューザーがスタイリッシュな印象を与えている。
また、左右のリフレクターを結ぶラインにはハニカムデザインのパネルがあり、スポーツモデルを思わせるデザインとなっている。
●タイヤ・ホイール
ホイールはAudi A4 Black Style PLUS特別仕様として、RSモデルと共通デザインのAudi Sport製5アームフラッグデザイン19インチアルミホイール「グロスアンスラサイトブラックポリッシュト 8.5J x 19 (Audi Sport)」で、タイヤは245/35R19 PIRELLI社P ZEROが装着されていた。
●インテリア
インテリアは他のAudiモデル同様、水平基調のパネルがデザインされており、中央にはMMIナビゲーションディスプレイが装備されている。
MMIナビゲーションは2020年の仕様変更時にアップデートされ、タッチ式となった。スマートフォンを操作するように直感的に操作ができるほか、ナビゲーションから車両設定まですべてこの画面で操作が完結する。
MMIナビゲーションディスプレイの下には、エアコン操作パネルとパーキングアシストなど瞬時に使用したい機能の物理ボタンが装備されている。
エアコン温度操作はダイヤル式で風量などはノブ式となっている。パネルを直視しなくても直感的に操作ができるレイアウトはドライバーとしては嬉しいポイントだ。
コックピットには高解像度のバーチャルコックピットプラスが装備され、ドライバーに必要な様々な情報を表示させることができる。
バーチャルコックピットではメーターデザインも変更することができ、好みのものに変更することができる。(MMIナビゲーションの設定より変更可能)また、マップを表示させることも可能だ。
シートはフロントにはスポーツシートが採用され、素材はダイナミカ/レザーとなる。S lineには大きくロゴが入っており、スポーティーモデルを思わせるデザインだ。
シート調整は電動調整機能があり、シートヒーターも装備されている(グレードにより異なります)。
ラゲッジスペースは460ℓ(VDA値)確保されており、さらに後席も倒すことができるため、さらに多くの荷物を載せることができる。
●パワートレイン
Audi A4には、2.0ℓTFSIガソリンエンジンと同じく2.0ℓTDIクリーンディーゼルがラインナップされ、出力違いで35 TFSIと45 TFSI、35 TDIと40 TDIがラインナップされている。すべてのエンジンに12Vマイルドハイブリッドが搭載されており、加速時などにアシストが加わる。
今回試乗したモデルは、40 TDI quattroでは、最大トルクが400Nm発生し、パワフル且つ燃費向上にもつながるマイルドハイブリッドも装備している。
また、4WDシステムquattroモデルでは4WDが不要な場合はプロペラシャフトを切り離してFWDに切り替えることが可能。燃費向上につながるようになる仕組みだ。
他にもいくつかの機能があり、次項でお伝えしよう。
●安全装備
Audi A4にはドライバーアシスタンス&セーフティが装備されており、アダプティブクルーズコントロールをはじめ、アウディアクティブレーンアシスト、エグジットワーニングなど多くのアシストがある。
また、コンフォートパッケージ装備にある「サラウンドビューカメラ」では、様々な角度から車両を映し出すことができる。どんな箇所を映し出すかぜひ実車で確認をしてほしい。
次回は、試乗車を一般道と高速道を試乗したインプレッションをお伝えしよう。
●車両スペック
Audi A4 40 TDI quattro S line “Audi A4 Black Style PLUS”
・クワンタムグレー
・コンフォートパッケージ
・ブラックAudi ring & ブラックスタイルパッケージ
・S line plusパッケージ
・ダンピングコンフォート
・プライバシーガラス
・Audi Sport製5アームフラッグデザイン19インチアルミホイール
・カラードブレーキキャリパーレッド
・リアシートヒーター
・ルーフペイントブリリアントブラック
装備はグレードによって異なります。また、モデルイヤーによって装備が異なる場合があります。各装備や安全機能の詳細はAudi JapanのWebページをご確認ください。(https://www.audi.co.jp/)
Photos & Text by HY/Audi Japan/Audi AG.