11
May
2023
Audi A1 Sportback インテリア・エクステリア編
2023.5.11
2019年に発売開始した、プレミアムコンパクトハッチバッグ「Audi A1 Sportback」をご紹介しよう。
Audi A1モデルは日本での初代発売が2011年で、当時はAudi A1 (3ドアモデル)とAudi A1 Sportback(5ドアモデル)の2つのモデルをラインナップ。また、2015年には2.0TFSIエンジンを搭載したMT車スポーツモデル「Audi S1」「Audi S1 Sportback」も登場した。ちなみに日本導入はなかったが、もう1モデルあり、世界333台限定「Audi A1 quattro」というモデルもあった。
今回ご紹介する、2代目Audi A1 Sportbackはすべてのグレードが5ドアモデル。全モデルに共通して採用されているシングルフレームグリルやAudi Sport quattroをオマージュしたデザインが採用されている。
●ラインナップ
Audi A1 Sportbackは3グレード用意されており、25 TFSI、25 TFSI Advance、25 TFSI S lineで、エンジンはすべて1.0ℓ直列3気筒DOHCターボチャージャーとなっている。
今回試乗したモデルは、Audi A1 Sportback 25 TFSI Advanceで、ボディカラーは25 TFSI、25 TFSI Advance限定色の「ナバーラブルーメタリック」だ。
●エクステリア
フロントを見ると、幅広く、低い位置にあるAudi モデルに採用されているシングルフレームグリルに、パワフルなエンジンをイメージさせるサイドエアインレットが特徴的だ。
冒頭にも述べたが、このモデルにはAudi Sport quattroをオマージュするデザインがあり、フロント部分ではボンネット下のエアインレットは、Audi Sport quattroと同じのエアインレットをイメージしたものだ。
また、LEDヘッドライトとデイライトが装備されており、ひし形をイメージした灯体はAudi Sportでも採用されている「ランバス」と呼ばれるもので、Audi Sportのブランドロゴにも使用されている。さらにデイライトの「く」の字はハイドロフォイルという水中翼をイメージしたもので、LEDリアコンビネーションライトにも採用されている。(Audi A1 Sportback 25TFSIのみ、コンピエンス&アシスタンスパッケージとしてオプション)
サイドを見てみると、ワイドなCピラーが特徴的でこちらもAudi Sport quattroをオマージュしたデザインだ。二者を見比べてみると、Audiのデザイン哲学が継承されていることがよくわかる。
また、先代と比較してホイールベースが95mm長くなり広い居住空間を確保している。
●タイヤ・ホイール
装着しているホイールは6.5Jx16の「10スポークタービンスタイル」でタイヤサイズは195/55R16で、試乗車はGOOD YEAR EfficientGrip Performanceが装着されていた。
●インテリア
他のAudi モデル同様、水平基調のインテリアデザインとなっており、上位セグメントに迫る居住空間を実現している。
センターコンソールには10.1インチ高解像度のMMIナビゲーションシステムと、同じく高解像度のバーチャルコックピットが配置されており、運転席を中心に操作パネルがレイアウトされている。コンパクトモデルであっても他のAudiモデルと同じレイアウトなのは嬉しいところだ。(ナビゲーションはオプション設定となります)
MMIナビゲーションシステムの下にはエアコン操作パネルが装備されており、物理ボタンが多く運転しながらでも大きく目線を動かさずに操作ができる配列になっている。エアコンはデラックスオートマチックエアコンディショナー機能により2ゾーン設定で温度が運転席と助手席それぞれ変更できる。さらに試乗車にはシートヒーター機能も装備されている。(コンビエンス&アシスタンスパッケージのオプション設定となります)
試乗車のシートはスタンダードシートのデビュークロス表皮デザインのシート。S lineのみスポーツシートが設定され、S lineプラスパッケージを装備した場合はアーティフィシャルレザーシートとなる。
センターアームレストは全グレードに装備されており、高さと前後を調整することが可能。ご自身の運転スタイルに合わせて細かく調整できるのがポイントだ。
ライトスイッチはタッチ式となっており、ヘッドライトのAUTOと全点灯、サイドマーカー(スモール)、OFFと選択できる。ちなみに外が暗い状態では走行中にヘッドライトをOFFやサイドマーカー状態で走行することはできない。また、フロントオールウェザーライトとリアフォグランプのスイッチもある。
また、写真右側のドアハンドルの形も先に述べた「ハイドロフォイル」をイメージしたデザインとなっている。
●パワートレイン
現在日本でラインアップされているAudi A1 Sportbackは1.0ℓ直列3気筒DOHCターボチャージャーが装備。最高出力が70(95PS)で最大トルクは175Nm発生する。車輌重量が1,170kgと軽量なためかなり機敏な走りをしてくれた。走りの内容は次項でお伝えする。
●安全装備
全グレード標準で「アウディプレセンスアシスト」が装備されており、フロントレーダーを用いた前方車両への衝突軽減アシストや歩行者認識機能により自動ブレーキの稼働機能が備わっている。
またコンビエンス&アシスタンスパッケージ装備車では、アクティブクルーズコントロールやアウディサイドアシスト。ハイビームアシストも装備される。また、アウディパーキングシステムとリアビューカメラにより音と視覚で駐車操縦をアシストする。
次回は、試乗車を一般道と高速道を試乗したインプレッションをお伝えしよう。
●車両スペック
Audi A1 Sportback 25 TFSI Advance
ナバーラブルーメタリック
・ナビゲーションパッケージ
・コンビエンス&アシスタンスパッケージ
装備はグレードによって異なります。また、モデルイヤーによって装備が異なる場合があります。各装備や安全機能の詳細はAudi JapanのWebページをご確認ください。(https://www.audi.co.jp/)
Photos & Text by HY/Audi Japan/AUDI AG.