01
Jun
2023
昨年発売されたAudi 電気自動車「Audi Q4 e-tron」を運転してAudi さいたま新都心~Audi札幌東まで、何回の充電で到達できるかチャレンジしてみた模様をお伝えします。
●ツアー概要
ツアーでは「プレミアム チャージング アライアンス」←https://www.audi.jp/e-tron/charging/pca/への別ウィンドウリンク設定(以下、PCA)設備があるAudi正規ディーラー3店舗に必ず立ち寄り、急速充電を実施しながら北海道へ向かいました。
ただし、バッテリー残量が25%を下回った場合は安全を考慮しPCA以外の急速充電設備で充電を行い一路北海道札幌へと目指すこととしました。
クイズでは、「PCAでの充電以外に何回の充電でAudi札幌東に到着できるか」というお題を皆様へご提示。
皆様それぞれご回答いただきましたが、本BLOG記事ではその答え合わせを一緒にしていこうと思います。
●使用した車両「Audi Q4 e-tron」について
まずは、チャレンジに使用した車両である「Audi Q4 e-tron」のパフォーマンスを先にお伝えしましょう。
電気モーターはリアアスクルに搭載(いわゆる、RR車)。
最高出力は150kWで最大トルクは310Nm。
充電方法は通常充電(AC)と急速充電(DC)の2種に対応。
そして、気になる一充電距離は594km*を誇ります。
つまり、今回Audi さいたま新都心~Audi 札幌東の距離は約1,060kmですので、3回満充電を行えば十分に走行可能となります。
はたして、実際はどうだったのでしょうか。
●1日目(5月4日)
スタート日の5月4日。まずは最初の目的地、宮城県仙台市まで向かいます。
大型連休後半2日目ということもあり、東北自動車道に入るなりいきなりの渋滞。渋滞中のバッテリーの減り具合が心配でしたが、実際はほとんど減らないのです。
もちろんエアコンなど電装品に使用状況で左右しますが、今回は程よい暖かさのためエアコンは22℃のAUTO設定。いわゆる欧州車で一般的に推奨される設定で渋滞の中過ごしましたがバッテリーの減りは微小でした。
予想以上の渋滞もあり、早めにサービスエリアでの休憩も実施。東北自動車道の栃木県にある佐野サービスエリアに立ち寄りました。ご当地グルメとして佐野ラーメンを味わい身体の充電を行った後出発です。
栃木県宇都宮市を過ぎたころからは渋滞も解消し、巡航運転で進んでいきます。
制限速度でアダプティブクルーズコアシスト機能を使用。矢板IC付近の下り坂が続く際は回生ブレーキが作動しているのがよくわかりました。
充電残量はまだまだ余裕ある中、宮城県仙台市へ。
充電前にプチ観光として仙台城跡にある「伊達政宗公騎馬像」を拝みPCA設備のある、Audi 仙台北店へ向かいました。
国道4号沿いにあるAudi 仙台北にはPCA充電器が1台あり、最大2台まで充電可能です。
Audi 仙台北までの経路には渋滞や起伏のある道路を走行するため、正直充電が足りるかドキドキしていたのですが、バッテリー残量も25%以上の余裕を残していました。
充電はPCA専用アプリで操作し、準備ができたら充電開始です。
PCAアプリの操作方法は次回BLOGにてご紹介いたします。
100%まで充電を行い、仙台市街のホテルに到着しチャレンジ初日を終了しました。
●2日目(5月5日)
2日目5月5日は、夜便のフェリーに乗って函館まで向かいます。
まずは途中の岩手県盛岡市にある、Audi 岩手によってPCA充電を行う予定です。
電気自動車2日目となり操作にも慣れてきたので、下り坂では積極的に回生ブレーキを発動させてバッテリー充電を行うことで高速道でもバッテリーの減り具合はあまり気になりませんでした。
走行車両も少なく巡航運転であっという間に岩手県に入ってしまったので、ここでもプチ観光として、「小岩井農場まきば園」へ。
多くの家族連れで賑わっていたので、混雑を避けて園内には入らず一本桜が見られる場所でのゆったりとした時間とおいしいソフトクリームを堪能してからAudi 岩手へ向かいました。
Audi 岩手は国道46号線沿いにあり、PCA充電器は1台でこちらも一度に最大2台まで充電可能です。
昨日の仙台での充電と比較すると走行距離が短かったため、100%充電まで時間もかからず完了。充電中はAudi 岩手のスタッフの方にお気遣いいただき、ショールーム内でコーヒーをごちそうになり、充電の待ち時間を快適に過ごすことができました。
のんびりしたいところですが、フェリーの時間もあるため、一路東北自動車道終点の青森ICを目指します。
青森県に入るや快晴から一転、雨になってきましたが、路面がぬれていても高速走行で不安になるシーンはゼロ。津軽海峡フェリー乗り場へと車を進めます。
フェリー乗船前まで車両内で待機しなければならないのですが、ここで電気自動車の利点を実感することができました。
ガソリン車の場合はアイドリングストップが必須なのに対し、Audi Q4 e-tronは電気自動車ですので排気ガスの心配がないため、エアコンONの状態で待機ができるため、夏場や冬場などでは特に重宝されると思います。
フェリー乗船後は約3時間半の船旅。函館に着岸後も車両に戻り下船待ちをしたのですが、乗船前と同様、フェリー内でもエアコンをONにして快適に待機ができました。
●3日目(5月6日)
最終日は札幌市内にあるAudi 札幌東まで函館一気に走ります。
札幌に出発する前にのんびり函館観光。有名な函館朝市で新鮮な海産物を見たり、ご当地レストラン「ラッキーピエロ」(地元の方は「ラッピ」と呼ぶそうです)のお店でハンバーガーを堪能しました。
そして、札幌へ向かう前にAudi函館でPCA充電を実施。こちらもPCA充電機が1台設置され、最大2台充電可能です。
ちなみに充電中は車内にいても問題なく、充電の残り時間もMMIナビゲーションシステムディスプレイや高解像度のバーチャルコックピットにも表示されます。しっかり100%まで充電したのち、Audi 函館を後にしました。
札幌へ向かう途中、牧場が経営するおいしい焼肉屋さんがあるという情報をキャッチ。寄り道ばかりですが、休憩とお昼ご飯を兼ねて「天野ファミリーファーム」へ立ち寄りです。
天野ファミリーファームは地元のブランド牛である白老牛(しらおいぎゅう)を使用した牧場直営炭火焼肉レストラン。備長炭で焼いたお肉を賞味で贅沢なひと時を堪能。締めにはしっかりソフトクリームもいただきました。
お腹も満たしたところで札幌市までラストスパート。
道内の道路が直進で且つ平坦なコンディションのため、アクセルワークが少なくバッテリー消費も少なくてすみます。スピードオーバーにならないように気を付けながら市内へ向かいます。
そして夕方に無事にAudi 札幌東へ到着。
トラブルや事故もなく安全運転で無事到着することができ、こうしてAudi さいたま新都心~Audi 札幌東までの旅は幕を閉じました。
●充電回数
さて、クイズにもなっていた充電回数ですが以下の通りとなります。
PCA充電:3回目(Audi仙台北・Audi岩手・Audi函館)
その他充電:0回
ということで、クイズの正解は「0回」でした。
しかもいずれもバッテリー残量も25%を下回ることもなかったため、余裕を持っての充電回数という結果でした。
今回の旅はかなり長距離でしたが、例えば関東から仙台市内までは充電なしで行けることがお分かりいただけたと思います。
私自身、バッテリーがもつのか不安もありましたが、予想以上に走行距離が長いことに身をもって体験できたので、とても良い経験となりました。
次回のBLOGではAudi Q4 e-tronの詳細や実際に使用したPCA充電の詳細などお伝えします。
●PCA充電でお世話になったAudiショールーム
・Audi 仙台北(e-tron取扱店舗)
宮城県仙台市泉区市名坂楢町174-3
https://www.audi-sendaikita.jp/ja.html
・Audi 岩手(e-tron取扱店舗)
岩手県盛岡市北飯岡3-14-40
https://www.audi-iwate.jp/ja.html
・Audi 函館(e-tron取扱店舗)
北海道北斗市追分1丁目12-20
https://www.audi-hakodate.jp/ja.html
●立ち寄りスポット情報
・仙台城跡(伊達政宗公騎馬像)
宮城県仙台市青葉区川内1
https://www.sentabi.jp/guidebook/attractions/78/
・小岩井農場牧園
岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
https://www.koiwai.co.jp/makiba/
・ラッキーピエロ マリーナ末広店
北海道函館市末広町14-17
https://luckypierrot.jp/
・天野ファミリーファーム炭火焼レストラン
北海道白老郡白老町白老766−126
https://www.amano-familyfarm.com/restaurant.html
* 数値は一充電走行距離(WLTCモード)。国土交通省審査値。一充電走行距離は、定められた試験条件での値です。実際の走行時には、お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。
※本企画は実際に走行した内容に基づいて記載しておりますが、走行条件や気候、運転方法によっては充電回数が大きく異なる場合があります。また、PCA充電設備での充電出力量によっては充電時間が大きく変わりますので予めご了承ください。PCA充電機の詳細や設置場所は専用webページ(https://www.audi.jp/e-tron/charging/pca/)をご覧ください
(Text and Photos by Audi Q4 e-tron Challenge to reach Hokkaido Staff. Audi AG., Audi Japan)