01
Jul
2022
Audi A6 Avant (1) エクステリア・インテリア編
2022.7.1
乗る人が優雅に、快適に。そして軽快にドライブできるAudi A6を今回はステーションワゴンタイプである、Audi A6 Avantに試乗レポートをお送りしよう。
●ラインナップ
Audi A6にはセダンタイプとステーションワゴンタイプの2種類がある。AudiではステーションワゴンタイプをAvantと呼ぶ。Avantはフランス語で「前進する」という意味であり、これに“Avant-garde(前衛的)”という意味を込めて名付けられた。
実用性の高いボディ形状にAudi のもつ最先端技術とデザイン力をバランスさせた、先進的なボディ形状というわけである。さらにエンジンも、ガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジン2種類が用意されている。
また、Audiのハイパフォーマンスモデルに冠された「S」は「Sport(スポーツ)」に由来しているAudi S6とAudi S6 Avantもラインナップ。SモデルはAモデルのボディをベースに、パワートレインやスタイリングをよりスポーティにグレードアップさせたスポーツモデルだ。最上級モデルのAudi RS 6 Avantはまた別の機会にお伝えしよう。
今回は、Audi A6 Avant 40 TDI quattro sportに試乗する。
●エクステリア
フロントマスクにAudiモデルの象徴であるシングルフレームが配置され、そこから左右にヘッドライトが装備。これを見ると一眼で「Audiモデル」とわかるだろう。
このモデルはオプションの「ブラックスタイリングパッケージ」が装備されており、シングルフレームがブラック塗装。エレガンスさがシルバー調であれば、こちらはスポーティな雰囲気を演出している。
また、エクステリアミラーハウジング(ドアミラーカバー)もブラック塗装されており、全体的にブラック・ホワイトのツートーンカラーにまとまっていて、カッコいい仕上がりだ。
ヘッドライトにはHDマトリクスLEDヘッドライトが搭載されており、シングルフレームグリルから伸びるLEDデイライトもサイドへ5本伸びているのが印象的だ。ショールームでデイライトが点灯できれば、ぜひ確認してほしい。
リア、Avantの特徴でもあるデザインで、平行ラインに垂直な左右9本のラインがテールランプとして構成されており、LEDの奏でる美しいテールランプが装備されている。さらにフロントとともにダイナミックターンインジケーター(流れるウィンカー)の演出もあって、前後方車へ注意を促すデザインだ。
また、セダンタイプとAvant共に、リアバンパーのリフレクター下、左右にエグゾーストマフラーを思わせるリングが装備されており、テールランプにもあるシルバーラインやサイドウィンドウのシルバーモールとともに高級感を感じさせるデザインだ。
セダンタイプのリアはルーフラインからリアスポイラーまで流線でつがっており、サイドの後席から続くプレスラインもテールランプへとつながったプロポーションは、高級感だけでなく作り手の技術力の高さを物語る。実車を見た際はセダン、Avantともにじっくり見てほしい。
●タイヤホイール
試乗車した車両には、ホイールはオプション装備である「Vスポークスターデザインチタンルックグロスターンドフィニッシュト」でサイズは8.5Jx20inchで、タイヤはピレリ社製のP ZERO 225/40R20だ。なお、標準装備は、ホイール8Jx18inchとタイヤ225/55R18である。
なお、Audiでは認証タイヤ制度があり、タイヤメーカーと共同で開発したいわゆる純正タイヤ。新車には当然ながら装着されており、「AO」マーク(Audi Originalの略)がタイヤサイドウォールに刻印されている。ショールームにて車両を拝見する際はぜひタイヤにも注目してほしい。ちなみに、Audi RSモデルには「RO1」が刻印されている。
●インテリア
Audiモデルに採用されている、水平基調のインストルメントパネルで、広々とした空間を演出。さらにAudi A4やAudi Q5モデルにはない、エアコン操作を行うディスプレイがナビゲーションディスプレイ下に配置されているのが特徴的だろう。
運転席に座ってディスプレイを見てほしいのだが、違和感なくディスプレイをみることができる。それは、運転席側に傾けられたディスプレイの位置が絶妙に良いポジションだからだろう。運転中に目線を大きく動かすことなく、ディスプレイを確認できるのは嬉しいところだ。
スイッチ類を見ると、直接見ずに感覚的に押せるように配置されており、ボリューム調整ボタンやハザードスイッチ、ドライブセレクトボタン、パークアシストプラスやセンサー類の起動ボタンがある。また、エアコン操作ディスプレイには温度変更などはディスプレイスライドでも調整でき、ボタン類を少なくすることでインテリアパネルがシンプルかつ美しいデザインへとまとまっているがわかるだろう。
メーターパネル内には12.3インチのカラー液晶フルデジタルディスプレイのバーチャルコックピットプラスが装備。タコメーターやスピードメーターだけでなく車両情報やナビゲーション画面、オーディオ関連なども表示することができ、デザインも選ぶことが可能。走行中も見やすいディスプレイのため、試乗の際はディスプレイの美しさも見てほしい。
Audi A6 Avantではラゲッジスペースも大きく、545ℓ(VDA値)を確保している。(セダンは530ℓVDA値)さらに後席を倒すことでより広いスペースを確保することができる。後席は2分割することができるため、同乗人数や積載物によってカスタマイズが可能だ。
今回試乗した車両では、サンルーフが装備されていた。大きく開口するサンルーフは、車内を開放的に思わせてくれるほか、走行中でも外気を感じることができより楽しいドライブを堪能できるだろう。(オプション装備)
●パワートレイン
Audi A6はすべてのモデルがquattro®システムを採用。エンジンラインナップは3種類。ガソリンエンジンは、45 TFSI 2.0ℓ直列4気筒、55 TFSI 3.0ℓV型6気筒。クリーンディーゼルエンジンは、40 TDI 2.0ℓ直列4気筒だ。
今回試乗したモデルは、クリーンディーゼルエンジン搭載車で、12Vマイルドハイブリッド機能も搭載されている。TDIモデルの乗り味は追ってご紹介しよう。
●安全装備
アダプティブクルーズコントロールなどのアダプティブドライブアシストは標準装備されており、オプションやS lineグレードだと、サラウンドビューカメラやパークアシストプラスが追加装備される。Audi A4などと比較してもベースグレードでも標準装備されている機能は多い。試乗の際は、スタッフからの説明のもの安全装備も確認してほしい。
実際に試した装備は追ってご紹介しよう。
次回は、実際にAudi A6 Avantに試乗した内容をレポートする。2.0ℓTDIエンジンと12Vマイルドハイブリッド機能にquattro®システムの組み合わせのフィーリングをお伝えしよう。
●車両スペック
Audi A6 Avant 40 TDI quattro sport
ボディカラー:グレイシアホワイトメタリック
S lineパッケージ
ライティングパッケージ
ラグジュアリーパッケージ
テクノロジーパッケージ
エクステリアミラーハウジングブラック
ルーフレール(ブラック)
ブラックスタイリング
パノラマサンルーフ
アルミホイール5Vスポークスターデザインチタンルックグロスターンドフィニッシュト 8.5Jx20
バルコナレザー
●撮影場所
海野宿(うんのじゅく)
戦国の名将・真田氏の祖、滋野氏・海野氏のふるさと。重要伝統的建造物保存地区であり、日本の道100選にも選ばれた歴史情緒の溢れる町並みが特徴
長野県東御市本海野1052
駐車場完備・休憩処/物産処・観光ガイドあり
https://tomikan.jp/area/tanaka-unno/unnojuku/
●備考
Text&Photos by HY /Audi Japan/Audi AG.
掲載している装備はグレードによって異なります。詳しくはアウディ正規ディーラーにてご確認ください。