22
Aug
2023
Audi A7 Sportback エクステリア・インテリア編
2023.8.22
スポーティーさとエレガンスを兼ね備え、最新のテクノロジーとパフォーマンスを持つ、Audiのプレミアムスポーツ 4ドアクーペ「Audi A7 Sportback」を今回はご紹介しよう。
Audi A7 Sportback は日本では2011年5月に発売され、現在のモデルは2018年より発売された2代目となる。デビューから、A7 Sportback・S7 Sportback・RS 7 Sportbackの3つがラインナップされ、現在に至るまでそのモデル構成は引き継がれている。
●ラインナップ
ガソリンモデルとクリーンディーゼルモデルが用意されており、ガソリンモデルは2.0ℓTFSIエンジン、3.0ℓTFSIエンジンの2種類。ディーゼルモデルは2.0ℓTDIエンジンがラインナップされている。また全モデル48Vマイルドハイブリッドと4WD/quattroの搭載モデルとなる。
今回試乗したモデルはAudi A7 Sportback 45 TFSI quattro S lineで、2.0ℓガソリンエンジンモデル。ボディカラーはS lineパッケージ装備限定の「デイトナグレーパールエフェクト」だ。
●エクステリア
フロントはAudiモデルと一目でわかるシングルフレームグリルが採用されおり、低く幅広いデザインで長く伸びたボンネットが特徴的だ。また、ヘッドライトはHDマトリクスLEDヘッドライトが搭載され、刻々と変わる走行状況に対応しカメラが対向車や先行車を検知するとLEDのON/OFFを個別に切り替えてハイビームをカットする機能が搭載されている。(HDマトリクスLEDヘッドライトアウディレーザーライトパッケージとしてセットオプション)
サイドを見ると、長いホイールベースに張り出したホイールアーチ。クーペモデルのようにリヤに向かって流線形にデザインされたシルエットはAudiデザイン言語を体現しているモデルである。
リヤは、左右のリヤライトをつないだLEDが特徴的だ。流れるような動きをして視認性も高いダイナミックターンインディケーターを搭載している。(S lineパッケージとしてセットオプション)
さらに電動格納式リヤスポイラーが標準装備されており、時速120km/hを超えると自動的に展開。また、80km/h以下の速度になると自動格納となる。ただし、写真のようにMMIタッチレスポンスディスプレイのローワースクリーンにおいて手動で展開、格納することもできる。スポーティーさを演出することも可能だ。
タイヤとアルミホイールは5Vアームデザイン グラファイトグレー(8.5Jx21+225/35R21)が装備。(オプション装備となります)試乗車はBRIDGESTONE TRANZA T005が装着されていた。
●インテリア
Audiモデルに採用されている水平基調のレイアウトで広く開けた室内空間を演出。センターコンソールは運転席側に向いており、MMIタッチレスポンスの10.1インチと8.6インチのアッパー・ローワースクリーンがそれぞれ装備されている。
メーターパネル内には高解像度の12.3インチカラー液晶フルデジタルディスプレイが装備。Audi 他のモデル同様に運転手に必要な情報が表示される。表示内容はステアリングホイールのボタンやMMIディスプレイの車両設定より変更が可能だ。
写真にはないが、マルチカラーアンビエントライティングも装備されており、30色もあるカラーバリエーションから自身の好きなカラーに選択が可能。室内空間をより自分好みにアレンジすることができる。
シートはバルゴナレザーでスポーツシートが装備(オプションとなります)され、S lineロゴが入っている。スポーツシートのため、運転席に座った際のシートのホールド感は高く、中距離、長距離であっても疲れにくい設計だ。
センターコンソールは電子式シフトノブとドリンクホルダーが配列されている。ドリンクホルダーはカバーが付いており、カバーを閉じるとMMIナビゲーションディスプレイからセンターコンソールにかけて流れるような美しいデザインでドライバーを包み込んでくれる。
トランクルームは535リッター(VDA値)確保されており、後席を倒すことでさらにスペースを確保できる。広々としたラゲッジスペースを備えるAudi A7 Sportbackモデルは様々なシーンで活躍してくれるだろう。
●パワートレイン
Audi A7 Sportbackはエンジンが2.0ℓと3.0ℓのTFSIエンジンと、2.0ℓクリーンディーゼルTDIエンジンの3種類がラインナップされている。
今回の試乗車は、2.0ℓTFSIエンジンが搭載されており、さらに12Vのマイルドハイブリッドも搭載されているため、最大出力195kW(265PS)、最大トルク370Nmを発揮させる。ちなみに2.0ℓクリーンディーゼルTDIエンジンの場合は最大トルク400Nmの力強い動力機能が備わっている。
また、AWDクラッチを採用した4WDシステムquattro®は、エンジンのパワーを余すことなく路面へ伝えることができるだけでなく、マイルドハイブリッドによる燃費向上も期待できる。
どのようなフィーリングかは実際に試乗した次項でお伝えしよう。
●安全装備
Audi A7 Sportbackには「アウディアダプティブドライブアシスト」をはじめ、多くのセーフティ機能が搭載されている。アダプティブドライブアシストは車両のフロントエンドに搭載さえたレーダーセンサー、フロントカメラ、超音波センサーによって絶えず車両の周囲を監視している。
特に分かりやすいのは「アウディサイドアシスト」で、車線変更の際に後続車がいる際にセンサーが反応してLEDを点灯させる。死角にいる車両も検知するため車線変更などでの事故を未然に防ぐことができる。
他にも多くのシステムが搭載させているため、販売スタッフにぜひ聞いてみてほしい。
次回は、試乗車を一般道と高速道を試乗したインプレッションをお伝えしよう。
●車両スペック
Audi A7 Sportback 45 TFSI quattro
デイトナグレー パールエフェクト
・S lineパッケージ
・テクノロジーパッケージ
・HDマトリクスLEDヘッドライト
・ドライブパッケージ
・ブラックAudi ring&ブラックスタイリングパッケージ
・アルミホイール 5Vアームデザイン グラファイトグレー(8.5Jx21+225/35R21)
装備はグレードによって異なります。また、モデルイヤーによって装備が異なる場合があります。各装備や安全機能の詳細はAudi JapanのWebページをご確認ください。(https://www.audi.co.jp/)
Photos & Text by HY/Audi Japan/Audi AG.