23
Aug
2023
Audi BLOG Audi A4 試乗編
2023.8.23
Audi A4 に実際に試乗したレポートをお送りしよう。
今回は高速道路が中心の試乗となったが、40 TDIクリーンディーゼルエンジンと12Vマイルドハイブリッドを大いに堪能することができた。
●パワートレイン
前項でもお伝えしたが振り返ってみよう。
Audi A4 にはガソリンモデルとクリーンディーゼルエンジンモデルの2つがラインナップ。さらに最大出力数値が異なる35と40、(ガソリンモデルは45)が用意されている。
また駆動システムも、FWDと4WD quattroシステムの2種類がある。
今回試乗したモデルは、クリーンディーゼルモデルで「40 TDI quattro S line」。
最高出力204PS、最大トルク400Nmを発揮する2.0ℓ直噴ターボディーゼルエンジンを搭載。高効率な7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせ、駆動方式は4WD quattroシステムとなる。
さらにポイントなのが、「12Vマイルドハイブリッド」が搭載されていること。
ハイブリット機能をエンジンに組み合わせることで高効率になるほか、余裕のある加速感が味わえる。ハイブリットシステムのため充電は不要で、12Vセカンドバッテリーへブレーキング時にエネルギー回生を行う。
●走りを体験
ショールームを出て高速道路を走行。 まず加速時にディーゼルモデルだけにエンジン音が大きく聞こえるか確認したが、心地よい音量といったところで、感覚的に加速していることが分かるレベルだ。
さらに加速時には「グッ」と力強く進む感覚があり、12Vマイルドハイブリッドによってアシストが介入されていることがわかった。試乗される際、交差点などの走り出しでぜひ体感してほしい。
速度が上がり、アクセルペダルをOFFにしてコースティング(惰性走行)にすると、ギアとエンジンとか切り離されて回転数が落ち、エンジンブレーキが軽減されて走行スピードが落ちにくいようになった。
そしてエンジンが自動停止。引き続きコースティング走行ができるため燃費向上につながる走行ができる。運転しているときにメーターを注視しないとエンジンが停止していることには気づかなかった。
なお、アクセルペダルONやブレーキペダルを踏んだりすると瞬時にエンジンが再始動、加速/減速することができる。そのレスポンスもよく瞬時に動き出したため、それまでエンジンが停止していたことに余計に気づくことが無かった。
加速に関しては、走り出しは12Vマイルドハイブリッドのアシストもあり、エンジン回転数以上にスピードの乗りだしが早い気がした。
また、高速道路での加速レーンでの加速や中間加速についても、クリーンディーゼルの特徴でもあるトルクが強いことも相まって力強い加速を体感することができた。
また、低速域から強くアクセルペダルを踏み加速を確認してみると、先にも述べた12Vマイルドハイブリッドのアシストとともに、後輪からの加速感も体感できた。quattroシステムは前後アスクルへトルクを最適に分配されており、後輪への分配を高めてくれたことで安定した加速力を得られたのだろう。
quattroモデルで試乗される際は、周囲の安全確認と法定速度を遵守しながらぜひ体感してほしい。
●セーフティ
Audi A4には多くのセーフティ機能が装備されている。車間距離や設定した速度で走行できるアダプティブクルーズコントロールや、自車を追い抜く車両がいた場合に知らせてくれるアウディサイドアシストなど、安全に走行するための機能がほぼ標準装備となっている。
今回試乗したモデルにはオプション設定のサラウンドビューカメラが装備されていた(コンフォートパッケージを装着した場合に装備されます)
通常のリアビューカメラからディスプレイ下の各アイコンをタッチすることで、さらに多くの視点からのカメラ画像を確認することができる。各カメラをご紹介しよう。
後輪サイド・前輪サイド・後方ワイド
車両を上から見た画像・フロントカメラ・フロントサイドカメラ
アイコンをタップすることで気軽にカメラ画像を見ることができるので、狭い道や不慣れな道で見通しが悪い箇所を走行する場合、ぜひ活用してほしい。なお、最後は必ず目視で確認することをお忘れなく。
今回、Audi A4 を試乗し、長い歴史で築き上げたプレミアムミッドクラスを代表するモデルだけあって、サイズも装備も走りもすべてバランスの取れたモデルであることが体感できた。
「Audiに乗りたい」と思った方は、まずはこの「Audi A4」モデルに試乗し、Audiの創り出すデザインや考え方、走行機能に、最新のセーフティ機能を体感することをお勧めする。
なお、リアがワゴンタイプのAudi A4 Avant(アヴァント)も姉妹モデルとしてかなり人気がある。ラゲッジスペースが広くなるほかリアデザインも変わるため、ご自身のお好みに応じてまずは実車を見てほしい。
●車両スペック
Audi A4 40 TDI quattro S line “Audi A4 Black Style PLUS”
・クワンタムグレー
・コンフォートパッケージ
・ブラックAudi ring & ブラックスタイルパッケージ
・S line plusパッケージ
・ダンピングコンフォート
・プライバシーガラス
・Audi Sport製5アームフラッグデザイン19インチアルミホイール
・カラードブレーキキャリパーレッド
・リアシートヒーター
・ルーフペイントブリリアントブラック
装備はグレードによって異なります。また、モデルイヤーによって装備が異なる場合があります。各装備や安全機能の詳細はAudi JapanのWebページをご確認ください。(https://www.audi.co.jp/)
Photos & Text by HY/Audi Japan/AUDI AG.